2810.今日の植物(2293):モルトキア
今日の植物は、モルトキアといいます。前回に引き続きムラサキ科の植物です。
モルトキアは、ムラサキ科 Moltkia 属(モルトキア属)の植物で、The Plant Listでは2つの種が分類されているという小さな植物群です。
ウイキペディアの情報によりますと、Moltkia 属の植物はアルバニア、ギリシャ、イラン、イラク、イタリア、トルコやユーゴといったヨーロッパ南部および西アジアに分布しているということです。濃い緑の羽毛のある葉と筒状の花を持っています。
属名のMoltkia は、例の属名・人名事典によりますと、デンマークの首相でありCopenhagen Natural History Museum(コペンハーゲン国立自然史博物館)の設立者のJoachim Godske Moltke氏に因んで命名されたのだそうです。
切手に描かれているMoltkia petraea種は、常緑の草本で、羽毛を持った互生の葉を持ち、ブルーの筒状の花を咲かせるようです。
写真です。これもネットから借用しています。
モルトキア・ペトレア Moltkia petraea
切手です。
モルトキア・ペトレア Moltkia petraea
2020年 ボスニアヘルツェゴビナ連邦発行(花)
●一緒に発行された切手はこちらです。⇒切手植物図鑑
モルトキアは、ムラサキ科 Moltkia 属(モルトキア属)の植物で、The Plant Listでは2つの種が分類されているという小さな植物群です。
ウイキペディアの情報によりますと、Moltkia 属の植物はアルバニア、ギリシャ、イラン、イラク、イタリア、トルコやユーゴといったヨーロッパ南部および西アジアに分布しているということです。濃い緑の羽毛のある葉と筒状の花を持っています。
属名のMoltkia は、例の属名・人名事典によりますと、デンマークの首相でありCopenhagen Natural History Museum(コペンハーゲン国立自然史博物館)の設立者のJoachim Godske Moltke氏に因んで命名されたのだそうです。
切手に描かれているMoltkia petraea種は、常緑の草本で、羽毛を持った互生の葉を持ち、ブルーの筒状の花を咲かせるようです。
写真です。これもネットから借用しています。
モルトキア・ペトレア Moltkia petraea
切手です。
モルトキア・ペトレア Moltkia petraea
2020年 ボスニアヘルツェゴビナ連邦発行(花)
●一緒に発行された切手はこちらです。⇒切手植物図鑑
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2809.今日の植物(2292):トラキステモン
今日の植物は、トラキステモンと言います。ムラサキ科の未登場植物に戻ってきました。
トラキステモンは、ムラサキ科 Trachystemon属(トラキステモン属)の植物で、この属に分類される種は、切手に取り上げられているTrachystemon orientalis種だけという1属1種の植物です。
ウイキペディアの情報によりますと、Trachystemon orientalisはブルガリアからトルコに至る地域に自生しているということです。青紫色の花と大きな葉を持ち、観賞用に栽培されています。
英語名をAbraham-Isaac-Jacob とかearly-flowering borageなどと呼ばれているようです。
この前者の名前、アブラハム、アイザック、ヤコブはそれぞれ祖父、子、孫の関係になるようで、ユダヤの人々の祖先とも考えられているようです。なぜこの植物の名前になったのかよくわかりませんでした。
後者の名前は、早咲きのBorage(ルリヂシャ)といった感じでしょうか。
属名のTrachystemonはギリシャ語由来で、 trachys(ざらざらした)+stemon(おしべ)から来ているということです。
写真です。ネットから借用しています。
トラキステモン・オリエンタリス Trachystemon orientalis
ボリジ/ハーブの種・西洋野菜
切手です。
トラキステモン・オリエンタリス Trachystemon orientalis
1988年 ブルガリア発行(Strandzha Mountainsの花)
●Strandzha Mountainsというのはブルガリアにある自然公園の山のようです。
一緒に発行された切手はこちらです。⇒切手植物図鑑
トラキステモンは、ムラサキ科 Trachystemon属(トラキステモン属)の植物で、この属に分類される種は、切手に取り上げられているTrachystemon orientalis種だけという1属1種の植物です。
ウイキペディアの情報によりますと、Trachystemon orientalisはブルガリアからトルコに至る地域に自生しているということです。青紫色の花と大きな葉を持ち、観賞用に栽培されています。
英語名をAbraham-Isaac-Jacob とかearly-flowering borageなどと呼ばれているようです。
この前者の名前、アブラハム、アイザック、ヤコブはそれぞれ祖父、子、孫の関係になるようで、ユダヤの人々の祖先とも考えられているようです。なぜこの植物の名前になったのかよくわかりませんでした。
後者の名前は、早咲きのBorage(ルリヂシャ)といった感じでしょうか。
属名のTrachystemonはギリシャ語由来で、 trachys(ざらざらした)+stemon(おしべ)から来ているということです。
写真です。ネットから借用しています。
トラキステモン・オリエンタリス Trachystemon orientalis
ボリジ/ハーブの種・西洋野菜
切手です。
トラキステモン・オリエンタリス Trachystemon orientalis
1988年 ブルガリア発行(Strandzha Mountainsの花)
●Strandzha Mountainsというのはブルガリアにある自然公園の山のようです。
一緒に発行された切手はこちらです。⇒切手植物図鑑
2808.今日の植物(2291):ソレナンサス
今日の植物は、ソレナンサスといいます。前回のアゼルバイジャンから発行されたセットに含まれていた植物です。
ソレナンサスは、ムラサキ科 Solenanthus属(ソレナンサス属)の植物で、The Plant Listでは8つの種が記載されていましたので、小さな植物群ということになります。
ウイキペディアで調べてみたのですが、Solenanthus属の植物はムラサキ科の顕花植物である、という説明と13の種名が挙げてあるだけというそっけないものでした。
ネットでは、切手に描かれているSolenanthus circinatus種について情報がありました。それによりますと、この種は多年草で基部の葉は長い葉柄を持ち楕円形、上部の葉は葉柄を持たない小さな葉で、花は淡いピンクでらせん状に着くのだそうです。
写真です。ネットから借りています。
(左)ソレナンサス・キルキナツス Solenanthus circinatus
(右)ソレナンサス・クラスニキイ Solenanthus krasniqii
切手です。
(左)ソレナンサス・キルキナツス Solenanthus circinatus
(右)ソレナンサス・クラスニキイ Solenanthus krasniqii
2019年 アゼルバイジャン発行 2017年 コソボ発行
(Nakhichevanの自然) (固有の植物)
●右のコソボの切手とセットで発行された切手はこちらです。⇒切手植物図鑑
ソレナンサスは、ムラサキ科 Solenanthus属(ソレナンサス属)の植物で、The Plant Listでは8つの種が記載されていましたので、小さな植物群ということになります。
ウイキペディアで調べてみたのですが、Solenanthus属の植物はムラサキ科の顕花植物である、という説明と13の種名が挙げてあるだけというそっけないものでした。
ネットでは、切手に描かれているSolenanthus circinatus種について情報がありました。それによりますと、この種は多年草で基部の葉は長い葉柄を持ち楕円形、上部の葉は葉柄を持たない小さな葉で、花は淡いピンクでらせん状に着くのだそうです。
写真です。ネットから借りています。
(左)ソレナンサス・キルキナツス Solenanthus circinatus
(右)ソレナンサス・クラスニキイ Solenanthus krasniqii
切手です。
(左)ソレナンサス・キルキナツス Solenanthus circinatus
(右)ソレナンサス・クラスニキイ Solenanthus krasniqii
2019年 アゼルバイジャン発行 2017年 コソボ発行
(Nakhichevanの自然) (固有の植物)
●右のコソボの切手とセットで発行された切手はこちらです。⇒切手植物図鑑
2807.今日の植物(2290):スティパ
今日の植物は、スティパと言います。前回のアゼルバイジャンのセットに含まれていた植物です。
スティパは、イネ科 Stipa 属(スティパ属)の植物で、The Plant ListによればStipa 属に分類される種は332もあるといいます。
ウイキペディアの情報によりますと、この属の植物は、英語名をfeather grass(羽毛の草)とか needle grass(針の草)、spear grass(槍の草)と呼ばれているそうです。いずれもその外観から来ているようです。
家畜の飼料として重要な穀物であり、その姿から観賞用に栽培もされているようです。
写真です。久しぶりに手元に写真がありました。それと切手に描かれた種の写真です。こちらはネットから借用しています。
それにしても、いつも思うのですが、イネ科の植物というのは見分けが難しいですなあ…
スティパ・テヌイフォリア Stipa tenuifolia
スティパは、イネ科 Stipa 属(スティパ属)の植物で、The Plant ListによればStipa 属に分類される種は332もあるといいます。
ウイキペディアの情報によりますと、この属の植物は、英語名をfeather grass(羽毛の草)とか needle grass(針の草)、spear grass(槍の草)と呼ばれているそうです。いずれもその外観から来ているようです。
家畜の飼料として重要な穀物であり、その姿から観賞用に栽培もされているようです。
写真です。久しぶりに手元に写真がありました。それと切手に描かれた種の写真です。こちらはネットから借用しています。
それにしても、いつも思うのですが、イネ科の植物というのは見分けが難しいですなあ…
スティパ・テヌイフォリア Stipa tenuifolia
2004年6月19日 西宮市「北山緑化植物園」
(左)スティパ・レシンギアナ Stipa lessingiana
(右)スティパ・ペナタ Stipa pennata
切手です。
(左)スティパ・レシンギアナ Stipa lessingiana
(右)スティパ・ペナタ Stipa pennata
2019年 アゼルバイジャン発行 1986年 (旧)ソ連発行
(Nakhichevanの自然) (草原の植物)
●ソ連から発行されたセットはこちらです。⇒切手植物図鑑
(左)スティパ・レシンギアナ Stipa lessingiana
(右)スティパ・ペナタ Stipa pennata
切手です。
(左)スティパ・レシンギアナ Stipa lessingiana
(右)スティパ・ペナタ Stipa pennata
2019年 アゼルバイジャン発行 1986年 (旧)ソ連発行
(Nakhichevanの自然) (草原の植物)
2806.今日の植物(2289):ノネア
今日の植物は、ノネアといいます。未登場の属はムラサキ科に移ってきました。
ノネアは、ムラサキ科 Nonea属(ノネア属)の植物で、この属に分類される種はThe Plant Listでは20種とされていますので、小さな属ということになりそうです。
ウイキペディアの情報によりますと、Nonea 属の植物はヨーロッパ、アジアおよびアフリカに自生しているということです。葉はグレーがっかた緑で全体に細い羽毛を持っているということです。
切手に描かれているNonea pulla種について情報を探したのですが、次のような情報がありました。
英語名をMonkswort(修道士の麦汁?)とされています。ヨーロッパからロシア、イランに至る地域に自生し、高さは15~30センチ、茎の上部で枝を出し、全体に羽毛を持っているということです。花期は7月から8月とのことです。
写真です。これもネットから借用しています。なかなか魅力的な植物です。
ノネア・プッラ Nonea pulla
切手です。
ノネア・プッラ Nonea pulla
2019年 アゼルバイジャン発行(Nakhichevanの自然)
●一緒に発行された切手はこちらです。⇒切手植物図鑑
このNakhchivan(ナヒチェバン)というのは、アゼルバイジャン共和国の飛び地状の地域で、自治共和国とされています。
ノネアは、ムラサキ科 Nonea属(ノネア属)の植物で、この属に分類される種はThe Plant Listでは20種とされていますので、小さな属ということになりそうです。
ウイキペディアの情報によりますと、Nonea 属の植物はヨーロッパ、アジアおよびアフリカに自生しているということです。葉はグレーがっかた緑で全体に細い羽毛を持っているということです。
切手に描かれているNonea pulla種について情報を探したのですが、次のような情報がありました。
英語名をMonkswort(修道士の麦汁?)とされています。ヨーロッパからロシア、イランに至る地域に自生し、高さは15~30センチ、茎の上部で枝を出し、全体に羽毛を持っているということです。花期は7月から8月とのことです。
写真です。これもネットから借用しています。なかなか魅力的な植物です。
ノネア・プッラ Nonea pulla
切手です。
ノネア・プッラ Nonea pulla
2019年 アゼルバイジャン発行(Nakhichevanの自然)
●一緒に発行された切手はこちらです。⇒切手植物図鑑
このNakhchivan(ナヒチェバン)というのは、アゼルバイジャン共和国の飛び地状の地域で、自治共和国とされています。